湖南省の岳陽三荷空港、「テスラ車進入禁止」の看板を撤去―中国

Record China    2023年8月21日(月) 18時30分

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中国では湖南省の岳陽三荷空港で駐車場に「テスラ車進入禁止」の看板があることが注目された。最近になり同空港から「テスラ車進入禁止」の看板が撤去されたことが分かった。

中国では湖南省の岳陽三荷空港で、駐車場に「テスラ車進入禁止」の看板があることが注目された。中国メディアの極目新聞によると、最近になり同空港から「テスラ車進入禁止」の看板が撤去されたことが分かった。

中国での報道によると、三荷空港がテスラ車の駐車場利用を禁止した理由は、「駐車中に車両の周囲を監視し録画するモードがある」ことで、他人のプライバシーなどを侵害する恐れがあると見なされたからだった。空港側はテスラ車について、「空港内の駐車場ではなく、空港周辺ならば駐車できる」などと説明していた。

テスラ社は18日、「(問題とされた機能は)現在ではテスラだけではなくスマートカーに標準装備されているセキュリティー仕様だ」と説明。同社によると、取り付けた装置は、車両を駐車して人が離れている場合に損害や盗難のリスクが発生したと判断すれば、所有者に警報を出し、車両周辺の不審な活動などの映像を車内に取り付けられた装置に記録するものであり、警察による車両の被害や盗難事件の解決に多く役立ってきた。また、別会社の同様な装置では、所有者が遠隔で車両周辺の状況を確認することができるが、テスラ車の場合には車内の装置に記録されるがそのまま送信はできないないので、遠隔で映像を見ることはできない。

テスラ社はさらに、データ保存の現地化を実現するために、中国国内にデータセンターを設立したことにも言及した。中国市場での車両販売で発生する全てのデータは中国国内に保存されるという。

極目新聞によると、16日時点で三荷空港に確認したところ、職員の1人が「テスラ車進入禁止」の看板を撤去したことは事実と認めた。ただし別の職員は、テスラ車が空港の一般向け通路部分と駐車場に入ることができるとする通知は受けたが、空港関係者が利用する駐車場への乗り入れが認められたかどうかは知らないと述べたという。(翻訳・編集/如月隼人

岳陽空港

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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