「日本人からたくさんの謝罪、まだ一番好きな国」と台湾YouTuber=大阪で妹がセクハラ被害と訴え

Record China    2023年8月16日(水) 17時0分

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台湾の人気YouTuberが、自身の妹が大阪でセクハラ被害に遭ったと訴えている。写真はインスタグラムより。

台湾の人気YouTuberが、自身の妹が大阪でセクハラ被害に遭ったと訴えている。複数の台湾メディアがこぞって報じている。

報道によると、台湾YouTuber「這群人」のメンバーである尼克さんは今月12日、自身と妻が運営するチャンネル「尼克&ASHLY」で「大阪でセ○ハラに遭いました」との動画を投稿した。尼克さんは動画内で「事件は8月11日、朝9時に起きました」「大阪の通天閣で撮影している時に(尼克さんの)妹がセクハラに遭いました。スカートをめくられ、体を触られました」と説明した。

現場で撮影された映像には3人組の男性が映っており、そのうちの1人について尼克さんが「白い服のこの人です」「本当に恥ずかしい。信じられない」「ヘンタイ、ヘンタイ」などと声を上げている。当事者とされる男性は笑みを浮かべてカメラに近づき、仲間の男性に制止された。尼克さんらは直後に警察に通報したという。

尼克さんは当時の状況について、「妹が少しかがんでカメラで写真を撮影していたところ、飲食店から出てきた動画のあの男が妹のスカートをめくってお尻を触りました」と説明。「私はとても怒り、大声で彼を止めようとしました。でも、あの人たちは終始ニヤニヤしていました」と語った。

また、ASHLYさんは「信じられなかったのは、彼らのグループの中には女性もいた(騒動後にタクシーで1人現場を離れた)のです。その女性は止めることもなく、ただ見ていました。女同士なのに少しの思いやりもありませんでした。いくら友人とはいえあんなにひどいことをしたら黙っていられないはずです。共犯と言えると思います」と非難した。

尼克さんはその後、到着した警察に事情を説明し警察署に被害届を提出したものの言葉の問題などもあり3~4時間がかかったこと、警察は防犯カメラを確認するとしたものの尼克さんらには見せることはできないと言われたことを明かし、「これは国際的なMeToo事件です。言葉の壁があって、そこまで重大な犯罪でもないからうやむやにされてしまうかもしれない。それは分かっています。私たちができることは証拠を皆さんにお見せすることだけです。加害者が報いを受けてほしいです」と訴えた。

ASHLYさんは「今回の事件が起こるまで、日本に対する印象はとても良かったです。マナーが良いし、治安もいいし、みんなフレンドリーでした。でも今日のことでとてもショックを受けました」とし、「同じような経験をした人がたくさんいると思います。海外で不公平な待遇を受けても言葉の問題や文化の違いで何もできない。事件がうやむやなまま終わってしまう。私たちは外国人だけど、やられっぱなしはもういやです」と語った。

尼克さんはまた、「幸い私たちのチームはプロフェッショナルで、感情的な行動を取りませんでした。手を出していたらもっと複雑な事態になっていたかもしれません。こちらが悪い立場になっていたかもしれません。あの時、何度も衝動的に手が出そうになりましたが」と話し、相当な怒りを覚えたこともうかがわせた。動画は16日時点ですでに130万回以上再生されている。

台湾メディアのTVBS新聞網によると、尼克さんは15日に騒動の進捗を報告。大きな反響があったことに感謝を示した上で、当事者の仲間の1人のSNSアカウントを特定し台北駐大阪経済文化弁事処(大阪事務所)を通じて警察に連絡したこと、大阪事務所が紹介してくれた弁護士と連絡を取っていることを明かした。

また、「現場を目撃した人がいたら私たちに連絡をください」と呼び掛けたほか、日本人からたくさんの謝罪のコメントをもらったことも明かし、「今回のことは個別の事件で、ほとんどの人は友好的だと思っています。私は日本の神社や食べ物が好きだし、一番好きな国であり続けます」ともつづった。(翻訳・編集/北田

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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