女性が飛び降り自殺、「飛び降りてみろ」現場ではやし立てる声―中国

Record China    2023年8月15日(火) 0時0分

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12日、観察者網は、浙江省で先月に20歳の女性が飛び降り自殺をした際、「飛び降りられるものなら降りてみろ」と何者かがあおり立てる声が映像に残っていたと報じた。

2023年8月12日、中国メディアの観察者網は、浙江省で先月に20歳の女性が飛び降り自殺をした際、「飛び降りられるものなら降りてみろ」と何者かがあおり立てる声が映像に残っていたと報じた。

記事によると、あるネットユーザーが今月11日、同省永康市のアパートで20歳の女性が飛び降り自殺したという動画をネットに掲載し、拡散した。動画には女性が高層ビルの窓の外に立つ様子が映っており、階下からは誰かが「飛び降りられるものなら降りてみろ」と叫ぶ声が聞こえたという。

動画の掲載者で少女の家族の友人だというネットユーザーは同日、現地メディアの取材に対し、女性が貴州省出身の20歳で、7月30日午後11時過ぎに同市内にあるマンションの6階から飛び降りたこと、感情のもつれが原因と見られること、警察当局がすでに他殺の可能性を除外し自殺とみて捜査を進めていることを明らかにした。

また、遺族は階下からの「野次」が女性を飛び降りる衝動に駆らせたと主張しており、母親は「言葉が娘の死に関係していると思った。発言があってから2、3秒後に娘がビルから飛び降りた」と語っている一方で、警察官からは「声は上階まで届いておらず、叫んだ人物は女性の死と関係ない」との説明を受けたという。

北京市にある法律事務所の弁護士は「公の場で人の命に関わるような場合、『飛び降りられるものなら降りてみろ』という発言は自殺者の耳に届いていたかを問わず、公序良俗を乱した疑いがあり、警察は状況、社会への影響などを考慮して処分できる。遺族が慰謝料を請求できるかについても、実際の状況を踏まえて具体的に判断することになる」との見解を示している。(翻訳・編集/川尻

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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