中国商務部の王文涛部長は10日、南アフリカのプレトリアで、南アフリカのパテル貿易産業競争相と中国・南アフリカ経済貿易合同委員会第8回会議を共同で主宰し、多国間および二国間貿易協力の強化について踏み込んだ意見交換を行い、第15回BRICS首脳会議に向けて経済貿易分野の準備作業を進めています。

王部長は、「今年は中国・南アフリカ国交樹立25周年であり、BRICSの『南アフリカ年』でもある。中国はこれを契機に、新たな歴史的スタートラインに立って二国間貿易協力のビジョンを描きたいと考えている。中国は今後、積極的な措置を講じて二国間の貿易構造を改善し、南アフリカが第6回中国国際輸入博覧会に積極的に参加することを歓迎する」と述べました。

また、中国は南アフリカの経済回復へのイニシアチブに積極的に呼応し、新エネルギーや製造業、鉱業、農業などの分野への投資を拡大し、産業チェーン・サプライチェーンをめぐる協力を緊密にしていきたいと表明するとともに、南アフリカが中国の家電や自動車などの企業の南アフリカ進出により多くの便宜と支援を提供するよう期待を寄せました。

パテル貿易産業競争相は、良質な農産物と工業製品の対中輸出をさらに拡大し、両国の新エネルギー車（電気自動車、プラグインハイブリッド車、燃料電池車）の産業チェーンにおける協力を重点的に開拓していきたいとしています。（提供/CRI）