中国の研究者、湖北省で恐竜と同時代の最古のろ過摂食海生爬虫類化石を発見

CRI online    2023年8月11日(金) 18時30分

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中国の研究者がこのほど、中国中部の湖北省で、古代海洋動物である「南漳湖北ワニ」の化石を発見しました。

中国の研究者がこのほど、中国中部の湖北省で、古代海洋動物である「南漳湖北ワニ」の化石を発見しました。これは最も古いろ過摂食海生爬虫類であり、約2億4800万年前の恐竜と同時代の動物です。

その摂食方法は現在のミンククジラに類似していると思われ、触手やえらなどを用いて小型の動物性プランクトンをこし取る(ろ過する)ように捕食します。今回の発見と研究成果は種の進化の研究に新たな証拠を提供し、古代爬虫類の摂食行動を知る上での手がかりをもたらすものです。

これまでに発見された南漳湖北ワニ化石の標本は横向きに保存されていることが多く、頭蓋骨の特徴が十分に観察できないため、その生態を正確に把握することができませんでした。近年、研究チームは南漳湖北ワニの頭部を露出した化石2体と腹部を露出した化石1体を採集し、これらの化石標本の研究を通じて、南漳湖北ワニの両側の前顎の骨と鼻骨がほとんど接触しておらず、口の部分の真ん中に細長い縫い目があり、また、上顎の両側の口元にそれぞれ1列の浅い溝があることを発見し、口の部分の構造が現在の海洋に生息するクジラに似ていると結論をつけました。(提供/CRI

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