日本はどうして「職人かたぎ」を捨てたのか―華字メディア

Record China    2023年8月12日(土) 9時0分

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9日、日本華僑報網は、日本が「職人天国」から「偽造天国」になったとする文章を掲載した。写真は東京。

2023年8月9日、日本華僑報網は、日本が「職人天国」から「偽造天国」になったとする文章を掲載した。

記事は、日本最大の中古車販売店ビッグモーターの従業員が、修理代を多く取るためにわざと車体に傷をつけ、顧客から高額な保険料をだまし取る行為を5年もの間続けていたことが明らかになり、日本国内に衝撃を与えたと紹介した。その背景には会社の上層部が従業員に高い業績目標を強要していたことがあり、従業員は客の車を傷つけるなどどんな手を使ってでも修理代をつり上げざるを得なかったとの報道も出ていると伝えた。

また、同社の違反行為は高額の保険料を得るために車を壊すだけにとどまらず、傘下の車検資格のある工場では検査項目の意図的な省略や記録の捏造(ねつぞう)などの不正があり、車検資格を剥奪されるケースが相次いでいたと紹介した。

その上で、業界を代表する大企業が不正を働く背景として、まず第一に収入や利益を増やすという狙いがあるとした。また、利益の追求とは別に、新興国の台頭をはじめとする外部環境の変化に対する焦り、改革意識の欠如もあると指摘した。

さらに、日本社会には「恥」という文化が深く根付いていることにも言及。日本の企業は自ら設定した目標が達成できなかった時に計り知れない羞恥心を感じ、あらゆる手段を講じて達成しようとすると指摘し、恥の文化は時としてリスクを回避するための意思決定に大いに役立つ一方で、改ざんや不正を実施してでも目標を達成させようという姿勢を生み出す「もろ刃の剣」だと評した。(翻訳・編集/川尻

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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