中国で爆発的ヒットを収めている映画「封神第1部：朝歌風雲（Creation of The Gods I：Kingdom of Storms）」について、「主役を逃して去った俳優がいた」との話題が中国のSNS・微博（ウェイボー）で注目を集めた。

クリス・フィリップス（フェイ・シャン/費翔）、リー・シュエジエン（李雪健）、ホアン・ボー（黄渤）らが主演を務める同作は、明代（1368～1644年）の小説「封神演義（ほうしんえんぎ）」を実写化したファンタジーアクション作品。7月20日に中国で公開され、興行収入は21日目となる8月9日に17億8300万元（約356億円）を突破したことが報告されている。

その舞台裏をめぐり、微博では9日、640万人近いフォロワーを抱えるエンタメ系ブロガーがベテラン俳優ウー・ジン（呉京）の3年前のある番組での発言内容を紹介。それによると、ウー・ジンは「封神」の撮影現場を訪れたことに言及して「30人が8カ月にわたる訓練を受け、最後に1人が主役にならなかったことを理由に去っていった」との状況を語っており、同ブロガーは「今の『封神』は3分間の芝居の蘇全孝でもみんなに覚えられている」とつぶやいた。（翻訳・編集/野谷）