国産の薄炭層採炭機、石炭採掘の記録を更新―中国

人民網日本語版    2023年8月9日(水) 21時30分

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最小採掘高さが1.3メートルの薄炭層採炭機がこのほど、国家エネルギー集団神東石炭公司石圪台炭鉱で導入され、最低1.3メートル炭層の年産260万トンの世界記録を更新した。

中国石炭科工集団(中国炭科)が7日に明らかにしたところによると、中国炭科上海研究院が開発した最小採掘高さが1.3メートルの薄炭層採炭機がこのほど、国家エネルギー集団神東石炭公司石圪台炭鉱で導入され、最低1.3メートル炭層の年産260万トンの世界記録を更新した。科技日報が伝えた。

同シリーズ採炭機の生産能力は同等の作業場所の条件下で、世界の同類採炭機の3倍に達する。その開発に成功したことは、中国の国産薄炭層採炭機の世界トップの地位を築き上げた。

中国炭科上海研究院天地採掘採炭機械研究所の李慶亮(リー・チンリアン)副所長は、「中国の薄炭層石炭資源は埋蔵量が多く、石炭全体の埋蔵量の約20%を占め、3500億トンにも達している。しかし薄炭層の作業場所は条件が悪く、採掘の難易度が高く、経済効果が低い。薄炭層の採掘量は現在、総生産量のわずか7%を占めるだけだ。採掘しやすい中厚炭層が減少し続けるのに伴い、薄炭層の採掘が石炭業界の当面の急務になっている」と述べた。

中国炭科上海研究院が初めて開発した最小採掘高さが1.3メートルの薄炭層採炭機は、牽引速度が1分当たり20メートル、年間生産量は300万トンに達する。(提供/人民網日本語版・編集/YF)

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