日本が「興行ビザ」要件を大幅緩和、何を狙っているのか―華字メディア

Record China    2023年8月10日(木) 6時0分

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8日、日本華僑報網は、日本政府が「興行ビザ」取得要件を大幅に緩和したこととその狙いについての記事を掲載した。

2023年8月8日、日本華僑報網は、日本政府が「興行ビザ」取得要件を大幅に緩和したこととその狙いについての記事を掲載した。

記事は、日本政府が8月1日より外国人芸能従事者の来日資格を緩和し、より多くの外国の舞台芸術団体が来日して公演を行い、日本市場を活性化させる措置をとったと伝えた。

そして「興行ビザ」は単に「芸能従事者」というステータスを持っているだけ取得できるものではなく、これまで厳しい要件が課されていたと紹介。政策変更前は2年以上の海外公演経験と13平方メートル以上の舞台設備が必要とされるなど新人の興行ビザ取得は非常に難しく、公演のための日本滞在期間も15日間に制限されていたため、日本各地を回って公演を重ねることも難しかったと説明した。

その上で、今回の要件緩和では滞在期間が15日間から30日間に延長されたほか、「1日の報酬が50万円以上」という条件も撤廃されたとし、海外の舞台芸術団体は営利を気にすることなく余裕を持って日本全国を回ることができるようになったと紹介。 さらに、100席以上の大規模公演における有料ケータリングも認められるようになったことで、ライブハウスで飲食を提供しながらの興行も可能になったとしている。

また、海外の芸能従事者にとって非常に大きな改正点の一つが「イベント主催者は海外公演経験のないアーティストも日本に招聘(しょうへい)できるようになった」ことであるとし、会場の規模に関する要件や制限もないと伝えた。

記事は「日本政府は新型コロナの終息以降、経済再生のための政策を打ち出しており、観光産業や不動産産業、そしてエンターテインメントの分野でも活発な動きが見られる。 興行ビザの緩和は、日本政府が時勢を見据えて経済振興を図る方針と戦略を浮き彫りにするとともに、日本により国際的で近代的なイメージを与えるものだ」と評した。(翻訳・編集/川尻

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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