地震の前に空が真っ赤になっていた! 関連は?―山東省

Record China    2023年8月7日(月) 18時0分

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6日、香港メディア・香港01は、中国・山東省で比較的大きな規模の地震が発生する前に、同省内の複数の市民から「空に異常な赤い光が見えた」との報告が寄せられたと報じた。

2023年8月6日、香港メディア・香港01は、中国・山東省で比較的大きな規模の地震が発生する前に、同省内の複数の市民から「空に異常な赤い光が見えた」との報告が寄せられたと報じた。

記事は、北京時間6日午前2時33分に同省の徳州平原を震源とするマグニチュード5.5の地震が発生して各地で揺れを感じたと紹介するとともに、5日から6日未明にかけて複数のネットユーザーが山東省の空を撮影したところ、奇妙な赤い光が見えたとの報告が次々寄せられたことを伝えた。

そして、同省済寧市のあるネットユーザーが6日午前3時に「空がとても赤い。今も赤い光でいっぱいになっている」として、空が真っ赤に染まった写真をネット上に写真を投稿したほか、同省済南市のネットユーザーも5日の夕方に赤い光とピンクの雲を見たと報告したことを紹介した。

さらに同省徳州市の市民が「多くの人が初めて地震の揺れを経験した。通りは車であふれ、家に帰るのをためらう人々でいっぱいだった」と地震発生直後の様子を紹介するとともに、「5日の夕焼けは本当に奇妙で、空が真っ赤だった。あんな光景はめったに見られない」と語り、済南市のコンビニ店員も5日夕方の日没ごろに空が赤くなり始め、6日午前0時ごろまで続いたと説明していることを伝えた。

記事によると、同省内の空が赤くなったことについて多くのネットユーザーが「地震の前兆ではないか」と推測。これに対し、済南地震監視測定センターのスタッフは「空の赤い光が発生するのはよく見られることで、主に気候的な理由によるもの。地震との関連については信用するに十分な根拠がなく、なおかつ震源から数十キロ離れた場所の現象には予測材料としての意味は何もない」と指摘し、地震予知については現在主に地磁気、電磁気、地下水位などの科学技術手段に基づいて総合的な調査・分析を行っていると説明した。(翻訳・編集/川尻

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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