毎年200億足の靴下を生産する浙江省の街―中国

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浙江省諸暨市大唐鎮は、戸籍人口がわずか7万6000人であるにもかかわらず、毎年200億足の靴下を生産している。

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浙江省諸暨市大唐鎮は、戸籍人口がわずか7万6000人であるにもかかわらず、毎年200億足の靴下を生産している。世界人口が80億人として概算すると、大唐鎮で生産された靴下を1人当たり2.5足持っていることになる。そのため、大唐鎮は「世界の靴下の都」と称されており、その生産能力は中国全土の約70%、世界の3分の1を占めている。

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初めの頃、大唐鎮の村民は靴下を1足ずつコツコツと作らなければならず、1足当たりの利益はわずか約1角(約2円)余りだった。しかし、靴下産業がモデル転換・高度化するにつれて、その利益はかつての数十倍に膨れ上がった。

世界最大の靴下生産拠点としての大唐鎮の靴下産業は、モデル転換・高度化が避けられない。近年の発展を経て、大唐鎮の靴下工場は近代化・スマート化設備を導入しており、一体化靴下編機とスマートファクトリーネットワーク管理システムが工場にもたらしたのは、製法の改善だけでなく、各種コストの大幅削減もある。


縫いしろを例にすると、一体化靴下編機が導入されるまでは、従来的な手作業で処理しなければならず、効率が悪かった。しかし、最新の靴下編機が導入されると、コストが少なくとも50%削減された。一方で、スマートシステムデバイスには、機械の作業効率が大きなスクリーンに数量化されて映し出されており、どの靴下編機に問題があるのかが、作業場のディスプレーから一目瞭然となっており、不良品による損失を減らすことができるようになっている。さらに、デジタル化により、コンピューターが自動で生産手順を立てるため、納期遅延を避けることができ、手作業で手順を立てる場合の効率が悪いという従来の問題が解決されている。

ハンドルを手で回すタイプの靴下編機から、スマートファクトリーへと進化し、テクノロジーイノベーションを通して、従来産業にエンパワーメントするというのが、大唐鎮の靴下メーカーが進歩して、生き残り続けるために必要な道となっている。(提供/人民網日本語版・編集/KN)

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