成都ユニバのマスコット「蓉宝」が大人気、世界とハグするパンダ―中国メディア

人民網日本語版    2023年8月6日(日) 10時0分

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成都ユニバのマスコット「蓉宝」は成都ジャイアントパンダ繁殖研究基地のパンダ「芝麻」をモデルにデザインされた。

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ワールドユニバーシティゲームズにはこれまで3回参加したが、今回のパンダは今まで見たマスコットの中で一番かわいい!」。第31回FISU夏季ワールドユニバーシティゲームズ(成都ユニバ)のメインメディアセンターにある公式ライセンス商品オフィシャルショップでこのように話すのは、マレーシアから来た卓球審判員の王巒芳さんだ。大会公式マスコット「蓉宝(ロンバオ)」クリアケースやストラップを山のように抱えて、レジ前の行列に並んでいた。

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「蓉宝」は成都ジャイアントパンダ繁殖研究基地のパンダ「芝麻」をモデルにデザインされた。成都ユニバが開幕するとたちまち人気者になり、SNSプラットフォームで人気が急上昇しただけでなく、各実店舗でも手に入らない状態が続いている。

実店舗ではメディア記者風の「蓉宝」が販売されており、ショーウインドーには「1人1点まで」と掲示してあるが、商品棚にあった複数の記者風「蓉宝」はあっという間に完売していた。「蓉宝」アイスがいっぱい入っていた冷凍庫も、数日前にすでに空っぽだった。

「朝、パンダを見ると、また素晴らしい一日になりそうな感じがする。これは希望を与えてくれるマスコットだ」。フランスから来た国際技術関係者のミュー・ロンさんはこのように話した。ここ数日、数多くの親族や友人から「蓉宝」グッズの購入を頼まれているという。

1日夜にオフィシャルショップを覗くと、入店人数の制限が行われていた。

「蓉宝」の表彰式ロボット

これまでのマスコットを振り返ると、1990年に北京で行われたアジア競技大会の「盼盼(パンパン)」、そして2008年北京五輪の「福娃晶晶(ジンジン)」、さらに2022年北京冬季五輪の「ビン・ドゥンドゥン」は、どれも平和と友情を象徴するパンダをマスコットの原型にしている。

成都大学の教授で「蓉宝」文化クリエイション最適化・高度化メインクリエイターを務める田海穌氏は、「パンダは世界トップクラスのキャラクターだが、文化クリエイティブグッズで具象化し、特色をもたせつつ、パンダのかわいさを表現するのは決して簡単なことではない。『蓉宝』は文化クリエイション最適化の過程で人間の子どものかわいらしい仕草を参考にした。「蓉宝」の『両手を広げて抱きつく』、『手を振って歓迎する』という2つの主要な動作には、パンダが世界とハグするという意味が込められており、世界中に成都の情熱と活力を感じてもらいたい」と述べた。

現在、成都市では18品目1000種類に上る「蓉宝」グッズが販売されている。四川省の伝統芸能「変面」スタイルの「蓉宝」、宇宙飛行士になった「蓉宝」など、人気文化クリエイティブグッズを製造するメーカーの1つである凱高玩具(重慶)有限公司は、成都ユニバの開幕前から残業して対応してきた。同公司の劉敬勇総経理は、「工場の一日の生産量は15万個に達するにもかかわらず、市場ニーズを満たせていない」と話した。(提供/人民網日本語版・編集/KS)

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