中国駐スーダン大使館は現地時間2日、スーダン東部の港湾都市ポートスーダンで、中国から提供された人道支援物資をスーダン政府に引き渡しました。

中国が提供した人道支援物資は医療機器、医療消耗品、医薬品など合計約4．6トンで、本来は中国・スーダン政府間の保健協力議定書に基づき、中国の第37次スーダン医療支援チームがスーダンでの相手先の協力病院に寄贈する予定でしたが、スーダンで4月中旬に突然発生した武力紛争のため、貨物はポートスーダンに留め置かれていました。

中国駐スーダン大使館の張祥華代理大使とスーダン社会開発省のジャマール・ニール次官が2日、双方を代表して寄贈協定に調印し、これらの医療物資は正式にスーダン側に引き渡されました。これとは別に、中国紅十字社からスーダン赤新月社に寄贈された生活物資は7月14日にスーダンに到着しています。さらに、中国はスーダンに対し、食糧、災害救援物資、医薬品などの人道支援物資を3回に分けて提供する予定であり、これらは8月と9月に順次届けられる予定です。

ジャマール・ニール次官は、「中国の医療チームは50年以上にわたってスーダンで献身的な医療活動を行っており、これはスーダンと中国の友好関係の何よりの証である。スーダン政府と国民は、中国がスーダンの危機に際して貴重な支援を提供してくれたことに心から感謝している」と述べました。（提供/CRI）