キャセイパシフィック航空の客室乗務員がまた中国人差別か―香港メディア

Record China    2023年8月2日(水) 20時0分

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香港メディアの香港01は1日、香港の航空会社・キャセイパシフィック航空の客室乗務員がまたしても中国人乗客に不適切な対応をしていた可能性が浮上したと報じた。

香港メディアの香港01は1日、香港の航空会社・キャセイパシフィック航空の客室乗務員がまたしても中国人乗客に不適切な対応をしていた可能性が浮上したと報じた。

キャセイは今年5月、客室乗務員が中国人乗客の英語を嘲笑するような発言をしたことをめぐって謝罪。当該乗務員らを解雇したほか、社内教育を徹底するなどの対応を講じてきた。

そうした中、中国人乗客から新たに同航空会社から差別的な待遇を受けたとの声が上がった。当事者の乗客が7月31日に中国のSNS・微博(ウェイボー)に投稿した内容によると、CX504の香港発東京行きの便を利用した際、「広東語は分からない」と伝えたにもかかわらず、乗務員らは広東語で話し続けたという。

乗客は「(乗務員は)面倒くさそうな表情を浮かべていて、横に座った香港人に対する笑顔とは天と地の差だった。本当に気持ちが悪い」と投稿。また、「広東語で何かを聞いてきた。おそらく何を飲むかということだろう。私は正確な発音で(普通話の)『可楽(コーラ)』と言ったが、乗務員は広東語で何かを話し、私は聞き取れなかった。それから彼女はコーラを手にして“coke”と言った。『可楽』が聞き取れない人がいるなんて信じられない。“coke”でないといけないのか」などと不満をぶちまけた。

さらに、「日本から香港に向かう時はまだ良かった(※当該乗客は日本在住だという)。キャセイは本当に改めたのかと思った。その時は、日本人、カタール人、中国人の客室乗務員がいて共同運航便だった。香港から日本への便は全員が香港人だった」「思い出すたびに腹が立つ。明日出勤したら日本人(の同僚)たちにもキャセイは使うなと言いたい」などとつづった。

記事によると、この投稿に中国のネットユーザーからは「死んでも改めるつもりはないようだ」などキャセイに対する批判の声が上がる一方、「こんなことで騒ぐのか。中国本土の航空会社では広東語を話せる客室乗務員がどれだけいるのか」とお互いさまだという指摘も出ていたという。

乗客はその後、キャセイからダイレクトメッセージで「調査した上で結果を報告する」との連絡があったことを明かし、「好きにしてくれ。前回の騒動では映像と録音があったが今回はない。便名と座席番号だけ。謝罪が受けられるとは思わない。今後は金で投票する。出張する時もおたくの航空会社は使わない」などと表明。一方で、「香港に偏見を抱いているわけではない。キャセイを批判するのと香港嫌いというのはイコールではない。(中略)一消費者として差別を感じた」とも説明している。(翻訳・編集/北田

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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