韓国国民は昨年よりさらに貧しく…1~5月の実質賃金が1.7%減少ー韓国メディア

Record Korea    2023年8月2日(水) 12時0分

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1日、韓国・毎日経済は「韓国国民が昨年よりさらに貧しくなった」と報じた。写真は韓国。

2023年8月1日、韓国・毎日経済は「韓国国民が昨年よりさらに貧しくなった」と報じた。

韓国・雇用労働部が先月31日に発表した資料によると、常用労働者の今年1~5月の累計月平均賃金総額は397万9000ウォン(約44万円)と集計された。前年同期との単純比較では2.5%増加したが、物価水準を反映した実質賃金はむしろ減っている。今年1~5月の累計月平均実質賃金は359万8000ウォンで、前年同期(366万ウォン)比1.7%減だった。

1~5月の累計実質賃金上昇率がマイナスを記録したのは、11年の関連集計開始以来、初めて。21年1~5月の累計実質賃金上昇率は0%台を記録したが、マイナスに転落はしなかった。

名目賃金が上昇したにもかかわらず実質賃金が下落したのは、物価高の影響だと分析されている。物価上昇率は昨年7月の6.3%がピークで、今年4月は3.7%まで下がった。前年と比較すると物価上昇の勢いは鈍化しているものの、今年上半期も高水準が維持されている。1~5月の累計消費者物価上昇率は4.2%だった。

実質賃金は昨年の記録的な物価高により、昨年4月から今年1月まで10カ月連続で減少した。今年2月にやや反騰したが、その後3か月間はまた減少している。

この記事に、韓国のネットユーザーからは「大統領選びに失敗したせいで、IMFの(アジア通貨危機)の時よりも苦しい状況がやって来る」「集計開始以来、初めて。もう前政権のせいにはできないな(笑)」「最低賃金を上げたら物価も上がるから、庶民のお前たちは黙って耐えろよ、と政府は言っている」など、政権批判の声が寄せられている。

その他「昔の人は金がなければどこにも行かないか、近場の川で遊んだものだけど、今は金がなくても借金をして海外に遊びにいく。貧しくなったのは自分のせいでしょ」「10万ウォンくらいは金のような気がしない。水が流れるようにすぐなくなってしまうよ。1万ウォンなんて羽根のように軽い。これじゃいつまでたっても貯蓄なんてできない」「日本が進んだ道をそのまま歩いている韓国。愚かな人たちは、これがどんなに深刻なことなのか気付いていない」などのコメントも見られた。(翻訳・編集/麻江)

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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