上海開放大学では7月、家政学専攻の最初の学部生95人が卒業しました。中でも優秀な卒業生の一人の朱春南さんは、すでに仕事歴十数年のベテラン家政婦です。朱さんは高齢者の介護から育児、運転、裁縫、調理、生け花、ヨガ、茶芸（中国茶道）などまで十数項目の技能を身につけており、「上海市労働模範」や全国労働組合総会の「最も素敵な家政従事者」などに表彰されたこともあります。

人々の生活水準の向上に伴い、家政サービスでもより高い質が求められています。一方で、優秀な家政業従事者が減少しつつある「珍しい資源」になってしまいました。朱春南さんのような「万能型家政婦」の人気はますます高まっています。

朱さんは大学を卒業後、雇い主の家で家政婦を続ける一方で、より多くの時間を割いて、労働模範工作室のプラットフォームを通じて、公益目的の家政業務の訓練などを行い、自分の学んだ技能や得意分野をより多くの同業者や家庭と分かち合う取り組みをしています。（提供/CRI）