5日に48歳で他界した香港出身の女性歌手ココ・リー（李玟）の告別式が、7月31日に香港殯儀館（Hong Kong Funeral Home）で行われる。

中華圏を代表する女性歌手の1人、ココ・リーは1994年にデビュー。99年に華人歌手としては初めて英語アルバム「Just No Other Way」を世界規模で発売し、2000年には映画「グリーン・デスティニー」の主題歌「A Love Before Time」（月光愛人）が第73回アカデミー賞の音楽賞にノミネートされ、オスカーの授賞式で歌声を披露。数々の偉業を打ち立てた音楽界のカリスマとして知られるが、2日に香港の自宅で自殺を図り、搬送先の病院で5日に死去。数年前からうつ病を患っていたことが報じられた。

ココ・リーの告別式は7月31日、香港殯儀館で午後4時（現地時間）から行われる。なお、ココ・リーの姉・李思林さんのYouTubeチャンネルでも同時刻からライブ配信が行われる予定。また、8月1日午前10時半（同）から遺体が荼毘（だび）に付されることも報じられている。

ココ・リーと最後の時を過ごすため、すでに多くのファンが続々と香港入りしており、28日からは香港各地のバス停にある69台のLEDビジョンがココ・リーの姿を映している。また、台湾でもファンのフェイスブック上での呼び掛けに賛同した人々の手で、31日には各都市にある5台の大型ビジョンでココ・リーの追悼映像が放映される。（Mathilda）