29日に開催された2023年全国衛生医療改革深化経験普及会および中国衛生発展会議で、中国は現在までに国家地域医療センター125カ所建設プロジェクトを5波に分けて推進することを確定したことが明らかになりました。これらの医療センターは中国国内の医療資源の弱い省をカバーします。同時に、全国で1万5000の医療連合体が形成され、遠隔医療サービスはすべての地級市をカバーします。地級市とは、「省」のすぐ下に置かれる行政区画を指します。

医療改革を深化させる重要な目標の一つが「大病や重病は患者が居住する省の病院で解決、一般的な病気は市や県内で解決、頭痛や発熱程度だったら郷・鎮・村内で解決」という状況の実現です。国家衛生健康委員会はここ数年にわたり、関連部門とともに医療衛生サービスシステムを改善し続け、良質な医療資源を増やし、階層を設定した医療衛生サービス能力を高めてきました。

統計によると、2022年には中国全国の県レベル病院の87.71％が医療サービス能力の基本基準に達しました。また、同年年末までに、サービス能力が基準に達した郷・鎮の衛生院とコミュニティーの衛生サービスセンターは３万カ所を超えたとのことです。（提供/CRI）