2014年7月25日、ロシアの民主系新聞「ノーバヤ・ガゼータ」は、マレーシア航空機撃墜事件に関連し、オランダに対する謝罪記事を一面に掲載した。マレーシア華字紙・光華日報が28日付で伝えた。

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事件発生後、西側メディアが親ロシア派テロリストによる撃墜の証拠を次々と報道する一方で、ロシアのメディアは事件原因をめぐるロシア陰謀説について異議を唱えてきた。

ところがこのほどロシアの民主系新聞「ノーバヤ・ガゼータ」は、「オランダ、私たちを許して下さい」との見出しをつけた記事を一面に掲載。見出しはオランダ語とロシア語で表記され、霊きゅう車で搬送される犠牲者の写真が使われた。

「ノーバヤ・ガゼータ」はノーベル平和賞を受賞した旧ソ連のゴルバチョフ元書記長がその賞金を基に創設した新聞社。調査報道と政府批判で知られ、今まで4人の記者が殉職している。

モスクワのオランダ大使館前に置かれた献花の中には、「許してください」「私たちは恐ろしい、そして恥ずかしい。犠牲者を悼みます」などというメッセージが残されている。（翻訳・編集/YM）