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29日、中国新聞週刊は、現在多くのスポンサーが付いているサッカー中国女子代表について「もう金欠ではなくなったのか」とする記事を掲載した。写真はサッカー中国女子代表。
2023年7月29日、中国新聞週刊は、現在多くのスポンサーが付いているサッカー中国女子代表について「もう金欠ではなくなったのか」とする記事を掲載した。
記事は、サッカー2023年女子ワールドカップのグループステージ第2戦で、中国代表は中北米のハイチと対戦してPKで得た点を守りきり1-0で下したと紹介。2戦を終えて1勝1敗の勝ち点3となった中国の第3戦の対戦相手は欧州王者イングランドであるため、グループリーグを突破して大会前の目標であるベスト8入りを達成できるかは未知数だとした。
その上で、今大会を前に中国女子代表はサッカーの試合とは別のところで「大勝利」を得たとし、昨年2月にアジアカップで優勝してから合計17社のスポンサーを獲得、支援額は1億元近くと歴史的なレベルに達したと紹介。スポンサーに恵まれず独立したスポンサーは計2社だけという状況が現在のような「クレイジーマネー」な状況になったのは、まさにアジア杯で日本と韓国を連破し優勝したことがきっかけだと伝えた。
一方、中国女子サッカーのスポンサー量が歴史的なピークに達したのは事実であるものの、持続的なスポンサーを大量に獲得することとは別の話であるとの見方が出ていると指摘。企業はあくまでスポンサー契約を年単位とする姿勢であり、必ずしも長期的なサポートを約束していないとした。
また、現在の思わしくない経済状況においてスポンサーも予算を捻出するのに骨を折ったとみられ、仮に今大会の結果が十分満足のいくものでなかった場合には、スポンサー契約に一定の影響が生じる見込みだと伝えている。
記事はその例として、サッカー中国男子代表が22年カタール・ワールドカップの出場権を獲得できなかったことでスポンサーが激減し、現在単独スポンサーがわずか2社に留まっており、合同スポンサーも7社に留まっていると紹介。スポンサー数でさらに厳しい状況なのがスーパーリーグで、19年には15社ついていた単独スポンサーが、今年は3ディビジョン合わせても19年の3分の1となるわずか5社に留まっていると伝えた。
その一方で、スポンサー数が大きく減少したものの、それでもスーパーリーグのスポンサー契約金額は中国女子代表に比べてなおも多いと指摘した上で、中国サッカー協会が女子代表のためによりよい環境と生態系を創造し、企業や社会のサポートをより多く安定的に受けられる状況を構築することが必要との認識を示した。(翻訳・編集/川尻)
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