中国初!パーキンソン病患者に「脳のペースメーカー」を植え込み

CRI online    2023年7月28日(金) 18時50分

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上海交通大学医学院付属瑞金医院機能的脳神経外科センターの孫伯民センター長は61歳のパーキンソン病患者に対し、「脳のペースメーカー」と言われる「Percept™ PC」の植え込み手術に成功しました。

上海交通大学医学院付属瑞金医院機能的脳神経外科センターの孫伯民センター長はこのほど、61歳のパーキンソン病患者に対し、脳深部刺激療法(DBS)を通じ、世界最先端のインテリジェント医療装置で「脳のペースメーカー」と言われる「Percept™ PC」の植え込み手術に成功しました。

同治療における同装置の植え込み手術は中国初です。患者は2015年にパーキンソン病と診断され、時間がたつにつれて、薬の効き目が悪くなり、体の震えがひどくなり、歩いたり体を動かしたりすることも困難になりました。孫氏率いるチームは、薬物療法だけに頼っていてはもはや病状をうまく改善することはできず、その発症経過と重症度から、DBS手術が現時点で最も適切な治療法であると結論付けました。

医師は手術で、患者の脳に小さな電極を埋め込み、小さなペースメーカーのような機器を前胸部皮下に植え込みました。脳深部に留置した電極から微弱な電気刺激を送ることで、運動症状を改善することができます。手術後、患者は徐々に意識を取り戻し、手足の震えも止まったということです。

孫氏によりますと、「脳のペースメーカー」治療法は、専門用語では「脳深部電気刺激法」と呼ばれます。パーキンソン病、てんかん、ジストニア、特発性振戦などの神経疾患のほか、難治性強迫性障害、難治性うつ病、依存症、神経性食欲不振症などの精神疾患の治療法としても幅広く活用されています。(提供/CRI

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