中国で「生鮮食品が新鮮に見えるライト」の使用禁止へ―中国メディア

Record China    2023年7月27日(木) 18時0分

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25日、上遊新聞は、中国で生鮮食品が新鮮に見えるライトの使用を規制するルールができたことを報じた。

2023年7月25日、中国メディアの上遊新聞は、中国で生鮮食品が新鮮に見えるライトの使用を規制するルールができたことを報じた。

記事は、中国市場監督総局が22日「食用農産物市場販売における品質と安全の監督管理規則」を発表し、12月1日より施行することを明らかにしたと紹介。この規則によると、生鮮食用農産物の販売において、食用農産物の実際の色や光沢など感覚的特性を明らかに改変する照明やその他の設備を利用して、消費者に誤認させてはならないことを明確にしていると伝えた。

そして、淘宝網(タオバオ)などのECプラットフォームでは各種の「生鮮ライト」が販売されており、売れ筋製品では月に1000個単位で売れていると紹介。ライトはワット数、ランプの材質、防湿・防霧・防水などの性能、色の明るさを調整機能などによって価格に差があり、最も安い20ワットの価格は約25元(約500円)で、ツマミにより色を調節できるものは60元(約1200円)、リモコン操作や充電が可能な最も高価な製品は160元(約3200円)余りであるとした。


また、販売店舗のカスタマーサービス担当者からは同総局の規則について「良くわからないが、売れ行きに影響は生じていない」「豚肉用の特に赤いライトは禁止しているところがあるみたいだが、果物用などはそこまで色が変わらないので影響はないと思う」といった声が聞かれたと紹介している。

記事によると、「生鮮ライト」には実にさまざまな色彩が存在し、用途が細かく分かれているという。豚肉用ライトの最新モデルが赤と白を際立たせる色彩になっているほか、赤と黄色を基調としたもの、赤の暖色系、緑と白などがあるようだ。

記事は、南京市場監督管理当局の関係者の話として、これまでは関連のクレームが寄せられても取り締まりの対象があくまで品質に問題がある食品という観点に限られ、「生鮮ライト」自体の取り締まりができなかった状況が、今回の「規則」により問題を処理する根拠ができたと伝えている。(翻訳・編集/川尻

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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