中国人観光客が日本でヴィトン爆買い、「戦闘力」はほぼコロナ前の水準に―中国メディア

Record China    2023年7月28日(金) 13時0分

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中国メディアの界面新聞は26日、「中国人観光客が日本でヴィトンを爆買い、『戦闘力』はほぼコロナ前に戻る」との記事を掲載した。

中国メディアの界面新聞は26日、「中国人観光客が日本でヴィトンを爆買い、『戦闘力』はほぼコロナ前に戻る」との記事を掲載した。

記事によると、フランスの高級ブランドグループ「モエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトン」(LVMH)グループはこのほど2023年上半期の業績報告を発表。6月30日までの6カ月間で同グループの売上高は前年比15%増の422.4億ユーロ(約6兆6000億円)、純利益は30%増の84.81億ユーロ(約1兆3200億円)となった。

アナリストによると、売上高全体に占める割合が大きい中国市場では2022年上半期にコロナの影響を受けていたためかなり高い増加率となったものの、21年と比較しても売上高は47%、純利益は60%それぞれ増加した。米国では前年比3%増にとどまり、欧州では22%増と安定的に推移している。

最大市場であるアジアでも堅調で、日本では上半期の売上高が前年比31%増を記録。それ以外のアジア市場でも23%の増加となった。ジャン・ジャック・ギオニ最高財務責任者(CFO)は「中国人観光客の海外での消費も回復し始めており、彼らが売上高に貢献する割合は22年の15%から23年には30%に増えた」と説明した。

中国人観光客の行き先は依然としてアジアが主になっており、ギオニ氏は「彼らはまだ完全には欧州に戻って来ていないが、日本での消費パフォーマンスは回復が早く、すでにコロナ前の19年の水準に近付いている」と言及。日本百貨店協会の24日の発表では、中国本土からの訪日客が戻ってきたことで高級ブランド品の売上が伸びたことが指摘された。

記事は、今年1月にLVMHグループのベルナール・アルノー最高経営責任者(CEO)が「中国人観光客の海外での高級品消費がはっきりと回復する兆しを見せるのは早くても23年後半になる」との見方を示していたが、今年第1四半期の決算発表ですでに旅行消費の増加幅が地元消費を上回る傾向が見られていたと伝えた。(翻訳・編集/北田

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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