スマート無軌道列車、成都で有人試験運転を開始―中国

人民網日本語版    2023年7月26日(水) 19時30分

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新世代スマート無軌道列車が25日、成都市でお披露目された。

中国中車株洲電力機車研究所が独自に研究開発・製造し、蜀道集団が投資・建設・運営する新世代スマート無軌道列車が25日、成都市でお披露目された。そして7月25日から8月13日まで成都高速路線バスK7線区間内で有人試験運転を行う。このスマート無軌道列車は東安湖体育館に直通し、第31回FISU夏季ワールドユニバーシティゲームズ(成都ユニバ)の観客に「グリーン・低炭素・環境に優しい」移動ルートを提供する。中央テレビニュースが伝えた。

スマート無軌道列車はスマート無軌道高速輸送システムのことで、中央制御ユニットの指令を通じ、列車を正確にコントロールし、定められた仮想レール上で走らせ、最高速度は70km/h。実際のレールを敷設する必要がなく、都市の道路上を柔軟に走行できる。

四川省中車鉄投鉄道交通の技術マネージャーの劉洋(リウ・ヤン)氏は、「スマート無軌道列車は仮想レール追走制御技術を採用しており、レールがないように見えるが実際には存在する。中国が7年かけて独自に研究開発した世界初の都市鉄道交通新方式だ」と説明した。劉氏によると、スマート無軌道列車は2022年7月に成都で試験運転を行い、多くの市民が乗車・体験した。今回の試験運転では最新の動力分散型「使命号」プラットフォーム車両を採用。設計速度は100km/hで、より高速で、走行中の体験がより安定する。車内のスペースはより広く、定員は最大300人で、成都ユニバの会場を往復する乗客により良い移動サービスを提供する。

中国の各都市が現在まで建設計画を発表しているスマート無軌道列車は40数本で、線路の総距離は900km余り。うち株洲、宜賓、蘇州ハルビン西安の5都市はすでにスマート無軌道列車線路を開通させており、総距離は計120km。累計安全運転距離は500万km以上で、乗客は延べ2000万人余り。長沙、ラサ、大理などの都市では12本を建設中で、距離は250km余り。中国のスマート無軌道列車は海外進出にも成功しており、アラブ首長国連邦への初の大量引き渡しとマレーシアへの1本目の水素エネルギー車両の引き渡しを完了している。(提供/人民網日本語版・編集/YF)

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