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都市を気ままにゆっくりとぶらぶらし、没入型体験を楽しむ「シティウォーク」がこの夏、中国の若者の間で人気となっている。写真は深セン。
時間や費用をあまりかけずに、できるだけ多くの観光スポットを巡る「特殊部隊型旅行」に続いて、都市を気ままにゆっくりとぶらぶらし、没入型体験を楽しむ「シティウォーク」がこの夏、中国の若者の間で人気となっている。
旅行情報メディア・馬蜂窩の旅行ビッグデータによると、6月、同サイト内の「シティウォーク」の人気度が前月比で121%増となっている。自分が生活している都市、または旅行先で「お金をあまり使わない」シティウォークを選んでいる旅行者は全体の70%を占めた。また、専門団体やガイドを利用して、楽しみながら知識を増やすことのできる有料のシティウォークを選ぶ若者もどんどん増えている。
ソーシャルコマースプラットフォーム「小紅書」の統計によると、シティウォークに関する書き込みが36万件に達し、ここ1カ月の閲覧数が190.93%増となった。データ研究メディアのDT財経とDT研究院が共同で発表した「2023観光調査研究報告」によると、いくつかの新型観光スタイルのうち、「シティウォーク」をしてみたいと回答した人は82%に達し、他の観光スタイルを大きく上回った。
シティウォークを楽しんでいるのはほとんどが若者というのも特徴だ。関連統計によると、男女別では女性が8割以上を占めた。都市ランクを見ると、一線都市が42.77%、新一線都市が28.11%を占めた。
統計で人気の都市を見てみると、奥深い歴史・文化があり、さまざまな街の景色を見ることのできる都市がシティウォークをする若者の間で最も選ばれている。人気のシティウォーク都市トップに輝いた上海は、まさにその2つの特徴を併せ持っている。「文化とアート」、「SNS映え」、「プチブル」といったキーワードのほか、上海の街中では特色あるカフェがどこにでもあり、若者にとって大きな魅力となっている。歴史・文化のほか、「にぎやかな活気」も多くの若者がシティウォークを選択する理由の一つであることは注目に値する。若者に人気の「にぎやかな活気」あふれる都市ランキングには、貴陽や重慶、成都などがランク入りしている。
北京や山東省といった地域はすでに「シティウォーク」を文化観光・レジャーを促進する行動案に組み込み、上海も公共バスのシティウォーク路線を開設するなど、シティウォークは現在、発展のチャンスを迎えている。
シティウォークが人気になっていることは、若者の消費習慣が変化していることとも関係している。同程研究院と騰訊(テンセント)マーケティング洞察が共同で発表した「中国観光消費動向洞察白書」によると、今年の旅行消費の4大動向は「ニッチ・独特」「自由気まま」「未知・サプライズ」「じっくり」となっている。また、「近距離」「お金があまりかからない」「混んでいない」「ご当地グルメが多い」なども若者が旅行を計画する際に参考にする重要な要素となっている。(提供/人民網日本語版・編集/KN)
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