米首都ワシントンのスミソニアン国立動物園に中国から貸与されているジャイアントパンダの「メイシャン（美香）」が現地時間22日、25歳の誕生日を迎えました。動物園ではこの日、「美香」のためにバースデーケーキが用意され、誕生日が祝われました。

メスのジャイアントパンダ「美香」は、1998年7月22日に中国四川省にある中国ジャイアントパンダ保護研究センターで生まれ、2000年12月にスミソニアン国立動物園に移り、生活を始めました。

この日、動物園は「美香」のために凍らせたリンゴジュースで作った「25」の数字があしらわれたケーキを用意しました。ケーキの中には、「美香」の好物であるリンゴのスライスやニンジン、サツマイモなどが入っています。

当日は、米国各地から数百人が「美香」の誕生日を祝うために駆けつけました。米国に暮らすジャイアントパンダの顔がプリントされたシャツを着たゲイリーさんは、「20年前にワシントンの動物園で初めてパンダに会い、それ以来パンダのファンになった。パンダの『平和な様子』が好きで、動物園で一日中パンダを見ることができる」と話しました。

パンダのかぶり物をかぶった大学生のソノさんは、「美香」の誕生日を祝うためにミシガンからワシントンにやって来たと言い、「パンダは私の生活の中でとても大切な存在だ。アメリカにいるジャイアントパンダは動物保護における米中両国の協力と友情を象徴している」と語りました。

現在、同動物園には「美香」のほか、「ティエンティエン（添添）」と子どもの「シャオチージー（小奇跡）」の3頭のジャイアントパンダが暮らしています。（提供/CRI）