夏季シーズンの中国映画市場がコロナ前水準に回復、早くも100億元を突破

anomado    2023年7月24日(月) 9時0分

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22日、中国映画市場における夏季シーズンの興行収入が100億元を突破し、コロナ前の水準まで回復しつつある活況を見せている。

22日、中国映画市場における夏季シーズン(6月1日~)の興行収入が100億元(約1970億円)を突破し、コロナ前の水準まで回復しつつある活況を見せている。

目下のところ今夏最大のヒット作となっているのが、俳優チュー・イーロン朱一龍)主演の「消失的她」。6月22日に公開されたのち、今月18日には興行収入が34億元(約656億円)を突破している。

2位は俳優ワン・バオチアン(王宝強)が監督・主演の「八角籠中」で、興行収入は18億元(約355億円)を突破。これを追うのが、現在の興行ランキングで連日1位となっているアニメ制作スタジオ「追光動画」が制作したアニメーション映画「長安三万里」で、今月8日に公開されたのち、22日には興行収入が10億元(約197億円)を突破している。

長安三万里

公開前にはそれほど話題にならなかったものの、公開後に「予想外によい作品」とネットでも評判になっているのが「封神第一部:朝歌風雲」で、公開3日目となった22日の時点で興行ランキングの2位に浮上。3日間の興行収入は2億5000万元(約50億円)となっている。

今後も話題作が公開を控えており、ホアン・ボー(黄渤)とワン・イーボー(王一博)がダブル主演の「熱烈」は今月28日に登場。今年の上海国際映画祭のクロージング上映作で、ワン・イーボーの演技が過去作と比べると見違えるほどよいと評価が高かった。また、来月公開のサスペンス作「孤注一掷」も注目の作品になっている。

中国で夏季シーズンの興行収入が過去最高となったのは2019年で、176.53億元(約3480億円)を記録した。複数の中国メディアでは今年の夏季シーズンについて、150億元(約2960億円)を上回る可能性が非常に高いと予想している。(Mathilda

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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