「深地川科1井」の掘削が20日、四川省広元市剣閣県で始まった。これは世界で掘削の難易度が最も高い1万メートル油ガス井の一つで、新疆タリム盆地の「深地塔科1井」に続く中国で2番目の1万メートル油ガス井でもある。

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「深地川科1井」は四川盆地北西部の剣閣埋め込み構造に位置し、地上の標高は717メートル、井の設計深度は1万520メートルで、震旦系の20メートル手前で掘削を完了する。「深地川科1井」は中国が独自に研究開発した1万2000メートル超深井自動化ドリルを採用し、設備の国産化率は90％以上に大幅に向上している。

深さ1万メートルの大深度石油・ガス掘削は、世界の油ガス探査分野におけるスーパープロジェクトで、すでにプロジェクト技術・設備水準の高さを図る重要なシンボルになっている。「深地川科1井」の実施は、中国の油ガス探査・開発プロジェクト技術・設備水準が1万メートルの超深層時代に入ったことを示しており、震旦系地層の下の変化の秘密をさらに明らかにすることになる。これは1万メートル超深層大規模油ガス資源の探査、中国の極超深層油ガス埋蔵の地質理論の革新的な形成、中国の油ガスプロジェクトの中核的技術・設備能力の向上推進に対して重要な意義がある。（提供/人民網日本語版・編集/YF）