長春モーターショーに登場する新車種、ニューコンセプト、新技術―中国

人民網日本語版    2023年7月21日(金) 14時30分

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長春国際モーターショーで中国の新エネルギー車と従来型自動車メーカーが一堂に会した。新車種、新技術、ニューコンセプトが目白押しだ。

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ミリ波レーダーや可変焦点レーザーレーダーの搭載から赤外線リモートセンシング技術の応用まで、都市におけるスマートアシストから「自然発火ゼロ」の弾倉電池まで、ヘッドアップディスプレー機能を持つ大型ディスプレーから垂直離着陸できる空飛ぶ車まで、長春市で開催中の第20回長春国際モーターショーで、中国の新エネルギー車と従来型自動車メーカーが一堂に会した。新車種、新技術、ニューコンセプトが目白押しだ。新華社が伝えた。

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今回の長春国際モーターショーは7月15日から24日まで開催され、「移動の新時代」をテーマに、出展自動車メーカーは125社、出展ブランドは151、展示車両は1300台以上、うち新車種と注目の車種は82で、新エネルギー車は100台以上、中国内外の主要自動車メーカーの最新モデルを集中的に展示する。

今回の長春国際モーターショーは新エネルギー車単独の展示館を設置し、比亜迪BYD)、蔚来、理想、小鵬、広汽埃安などのブランドが新車を出展。

小鵬汽車の展示ブース

現場では最新のコンセプトカーが多くの自動車愛好家から注目されていた。コクピットと回転翼を持つ「空飛ぶ車」がひときわ目立っていた。これは小鵬汽車の「匯天旅航者X2」で、テスト飛行に成功した電動垂直離着陸空飛ぶ車だ。同車には自動運転、レーダー測距、障害物感知・回避など複数の技術があり、ボディー全体に完全炭素繊維構造を採用しており、ロボットアームは折り畳み可能で、渋滞、障害物、川などを楽に飛び越え、人々の短距離・低空移動の需要を満たせる。

未来志向の「SFカー」の他に、多くの自動車メーカーが最新の実用的な技術をもたらした。長春広汽埃安超順体験センターの販売担当者の趙海権(ジャオ・ハイチュエン)さんは、「埃安の現在の主力技術は弾倉電池だ。中国東北地域の消費者は以前、新エネルギー車の受け入れ度が低かったが、モーターショーの現場を見ると、購入について問い合わせる消費者が増えている」と述べた。


高級ブランドと合弁ブランドも新エネルギーの競争に次々と参入している。ベンツ、BMW、アウディなどのブランドは、今年の長春国際モーターショーで強い製品ラインを展示した。フォルクスワーゲンの「ID.7」はAR-HUD拡張現実表示システムを搭載し、ヘッドアップディスプレー機能を提供するだけでなく、地図ナビゲーションなどの情報と結びつけ、バーチャルの表示効果を実際の道路と融合させ、運転手により直観的で参考となるものも提供する。

専門家は、「ダブル炭素」(CO2排出量ピークアウト・カーボンニュートラル)の目標の下、新エネルギー車が自動車産業の変革を加速的に牽引しているとしている。中国自動車流通協会の沈進軍(シェン・ジンジュン)会長は、「中国独自のブランドは新エネルギーの面で確かに先頭に追いついたが、自動車産業はマラソンのようなもので油断はできない。先発優位性と今後の技術の蓄積により、中国の自動車ブランドは新エネルギー分野でより広い市場を迎えるだろう」と述べた。(提供/人民網日本語版・編集/YF)

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