中国の習近平国家主席は20日、北京の釣魚台国賓館でキッシンジャー元米国務長官と会談しました。

習主席は、「キッシンジャー博士は100歳の誕生日を迎えたばかりだが、中国訪問もすでに100回を超えている」と今回の訪中が持つ特別な意義を強調しました。その上で、「52年前、両国は重要な転換点にあり、毛沢東主席、周恩来総理とニクソン大統領、そして博士が卓越した戦略的視点から、両国の協力という正しい選択を行い、両国関係正常化のプロセスをスタートさせた。これは両国に幸福をもたらすと同時に、世界をも変えた」と指摘しました。また、「中国人は情と義を重んじる。私たちは古い友人を忘れず、博士が中米関係を推進し、両国人民の友情を深めるために果たした歴史的な貢献を忘れない」と述べました。

キッシンジャー博士は、今回の訪中を光栄に思うと述べるとともに、釣魚台国賓館5号楼での会談という気配りに感謝の意を伝えました。さらに、「この場所は私が中国の指導者と初めて会った場所でもある。両国の関係は世界の平和と人類社会の進歩に関わっている」との考えを示しました。（提供/CRI）