中国の李強総理は18日、北京でケリー米気候問題担当大統領特使と会談しました。

李総理は会談で「中米双方は両国首脳が合意した共通認識を実際の行動で具体化し、中米関係が早期に健全かつ安定した発展の軌道に戻るよう推進すべきだ」と述べた後、「グローバルな気候変動への対応には、各国が協調を強め、力を結集する必要がある。『国連機構変動枠組み条約』や『パリ協定』の定めた目標と原則を堅持し、『共通だが差異ある責任』原則を堅持し、先進国は発展途上国に対してより多くの資金と技術的支援を提供すべきだ」と指摘し、中米双方が引き続き協力の精神に則って、「パリ協定」の全面的かつ効果的な実施を確保することに期待を寄せました。

ケリー特使はこれに対し、「米中両国は現在、世界で第1位と第2位の経済体であり、二酸化炭素の排出大国でもある」と述べた上で、米中関係が安定を保つことを望んでおり、中国との協力を強化して、気候変動などのひっ迫したグローバルな課題に共に対応していきたいとの考えを示しました。（提供/CRI）