大雨被害そっちのけでウクライナ電撃訪問した尹大統領に、韓国国内から批判噴出―中国メディア

Record Korea    2023年7月17日(月) 13時10分

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17日、環球時報は、欧州を歴訪した韓国の尹錫悦大統領が自国内での大雨災害を顧みずに日程を延長しウクライナを電撃訪問したことに、韓国国内で批判の声が出ていると報じた。資料写真。

2023年7月17日、環球時報は、欧州を歴訪した韓国の尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領が自国内での大雨災害を顧みずに日程を延長しウクライナを電撃訪問したことに、韓国国内で批判の声が出ていると報じた。

記事は、韓国ではここ数日大雨に見舞われ、洪水や土砂崩れなどの自然災害が発生し、東亜日報の報道によると16日午後6時現在で死者37人、行方不明者9人、負傷者35人が出ており、同国内における大雨による死者・行方不明者の数が過去12年間で最高を記録したと伝えた。

そして、欧州を歴訪中の尹大統領が16日、ポーランドのワルシャワから韓国の中央災害安全対策本部会議にリモート参加し、遺族に哀悼の意を表し、暴風雨の犠牲者のために祈りを捧げたことを紹介している。

その一方で、当初はリトアニアとポーランドの2カ国のみを訪問して15日に帰国する予定だった尹大統領が、自国で大きな災害が起きているにもかかわらず、急きょウクライナを訪れて17日に帰国するルートに変更したことで、野党陣営からの集中的な批判を浴びていると紹介。共に民主党の広報担当者が16日の記者会見で遺憾の意を表明したほか、同党議員からも「これはウクライナ戦争の火種を朝鮮半島に導き、韓国を危険にさらす行為だ」「大統領の最大の責任は国民の安全と生命を守ること。国民と東アジアの平和をこれ以上危険にさらさないためにも、洪水で苦しんでいる国民を見舞うためにも、すぐに帰国せよ」との声が出たと伝えた。

また、韓国KBSの記者が15日夜にSNS上で「過ちを認めて許しを請うには大きな勇気が必要だが、大韓民国の大統領にそのような勇気があることを期待する」と書き込んだことを紹介したほか、韓国のネットユーザーからも「これはちょっとひどい。どうしてもウクライナまで行かなきゃいけなかったのか。一国の大統領として、ノートパソコンやテレビで状況を把握し続けるというのはどうなのか」「どこの国の大統領だ」「ありがとう。もう戻って来ないで」など厳しい意見が寄せられたとしている。

記事は、今回の尹大統領の欧州歴訪をめぐっては、金建希(キム・ゴンヒ)夫人がリトアニアの有名店で高級品を購入したことも物議を醸したと紹介。野党が「洪水のニュースで落ち込んでいる国民を混乱させるものだ」と批判するとともに、大統領府に対して説明を求めたと伝えた。(翻訳・編集/川尻

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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