国防部の譚克非報道官は14日の記者会見で、最近の軍事関連について記者の質問に答えました。　

譚報道官は、中国軍の上海協力機構の防衛分野での協力について「上海協力機構は22年間の非凡な歩みにより、防衛や安全保障分野で多層的な協力メカニズムを確立してきた。中国は上海協力機構メンバー国の国防当局や軍とともに、『上海精神』を大いに発揚し、戦略的相互信頼を強化し、反テロ協力を深め、より緊密な上海協力機構運命共同体を構築していくことを望む」と述べました。

譚報道官はまた、最近の米国のミリー統合参謀本部議長による中国に関する誤った発言に対し、「米国はずっと、世界の平和と発展の大勢を読み取っておらず、ゼロサムゲームの考え方から抜け出せてはいない」と指摘したうえで、「中国の目標はより良く、より強い自分を実現し、国家主権や安全保障、発展の利益を守る能力を向上させ続け、世界と地域の平和と安定を維持し、人類運命共同体の構築に貢献することだ」と強調しました。

さらに、米宇宙軍司令官が宇宙開発競争で米国が中国に後れをとることへの懸念を表明したことについては、「損得ばかりを気にする下心を是正し、宇宙空間での軍拡競争をあおることをやめ、世界各国とともに宇宙の恒久平和と安全を守っていくよう促す」と述べました。（提供/CRI）