重要なブレークスルー、世界初の液体酸素・メタンロケットが打ち上げに成功―中国

人民網日本語版    2023年7月13日(木) 19時30分

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藍箭航天が独自に開発したキャリアロケット「朱雀2号」が12日、中国酒泉衛星発射センターから打ち上げられた後、予定の軌道に投入され、打ち上げ任務が無事成功した。

藍箭航天空間科技(藍箭航天、LandSpace)が独自に開発したキャリアロケット「朱雀2号」が12日午前9時、中国酒泉衛星発射センターから打ち上げられた後、予定の軌道に投入され、打ち上げ任務が無事成功した。科技日報が伝えた。

同ロケットはこれで世界で初めて軌道投入に成功した液体酸素・メタンロケットになり、中国のキャリアロケットが新型低コスト液体推進剤の応用における重要なブレークスルーを示している。

同ロケットは2段構成で、本体の直径は3.35メートル、ロケット全体の高さは49.5メートル、離陸重量は219トン、離陸推力は268トン。フェアリングの最大直径は3.35メートル、全長は8.237メートル。ロケットの1段目は天鵲80トン級液体酸素・メタンエンジン4基を並列に搭載。2段目は天鵲80トン級液体酸素・メタンエンジン1基と天鵲10トン級移動液体酸素・メタンエンジン1基を組み合わせたものだ。

藍箭航天の創業者兼CEOの張昌武(ジャン・チャンウー)氏は、「液体酸素・メタンは世界の宇宙飛行に認められる推進剤の発展方向だ。入手が容易なため、低コスト・高頻度打ち上げという商業宇宙飛行の需要をより良く満たすことができる。炭素堆積物が生じないなどの特性はロケットエンジンの再利用により有利だ」と説明した。(提供/人民網日本語版・編集/YF)

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