中国外交部の汪文斌報道官は12日の定例記者会見で、リトアニアの首都ビリニュスで開かれている北大西洋条約機構（NATO）首脳会議で採択された中国に対する共同声明を受け、「中国は自衛・防衛の核戦略を一貫して堅持している。核戦力の規模を一貫して国家安全を確保する最低レベルに維持しており、核軍拡競争をする考えはない」と表明しました。

汪報道官は「中国はいかなる時、いかなる状況でも『核兵器は先制不使用』を厳守しており、核兵器を持たない国と地域に対して核兵器を使用したり、または使用すると威嚇しないことを無条件で約束している。中国は同政策を採用している唯一の核兵器保有国だ」と強調しました。

汪報道官はまた、「NATO加盟国は戦略リスクを減らし、戦略の安定を維持することに真に関心があるのなら、実際の行動によって核兵器の国家と集団の安全政策における役割を減らし、実際の行動をもって戦略的安定を促進し、国際および地域の平和と安全を守るべきだ」と述べました。（提供/CRI）