「2022世界人工知能（AI）イノベーション指数報告書」が6日、上海で発表されました。報告書によると、中国のAIの発展は著しい成果を上げており、AIイノベーション指数はここ3年間、世界第2位の座をキープし、人材や教育、特許出願などの面でも進歩し続けています。ただし、基礎資源構築の面では依然として向上の余地が大きいと見られています。

2021年と比べて、人材や教育、特許出願、制度革新など10の指標で順位を上げています。同時に、優位性を持つ指標の数も増加し、2021年の15から2022年は18に増えています。一方で、オープンデータの質と開放度は低いレベルにとどまり、関連する指標は下位にランクされています。セルラー方式の携帯電話の加入率やインターネット利用率、固定ブロードバンド回線サービスの利用率などの指標はいずれも中間クラスとなっています。

報告書によると、中国のAIの産業化プロセスは加速しつつあります。2022年、AI事業に取り組む中国の企業数は前年比25％増加し、2021年の18％増を上回りました。また、AI関連の仕事に従事する人の総数は前年比53％増え、2021年の10％増を大幅に上回ったということです。（提供/CRI）