中国外交部の汪文斌報道官は6日の定例記者会見で、米国と韓国が軍事的抑止力を強化することに関する記者からの質問について、中国は米韓が問題の根本原因を直視し、朝鮮半島問題の政治的解決プロセスのために建設的な役割を果たすよう促すと表明しました。

米国防総省の報道官はこのほど、将来のいずれかの時期に戦略原子力潜水艦を韓国に派遣すると明らかにしました。また、韓米は今月下旬、ソウルで「核協議グループ（NCG）」の初会合を行い、米国の拡大抑止の実行力強化を検討します。

これに対し、汪報道官は、「中国はこうした動きに懸念を表明する。朝鮮半島問題の本質は政治的安全保障の問題である。朝鮮半島の平和メカニズム構築の推進という正しい道を歩まず、軍事的抑止と圧力という誤った道に固執するなら、半島情勢は緊張・対立という安全保障上のジレンマから逃れることはできない。われわれは米韓が問題の根本原因を直視し、朝鮮半島問題の政治的解決プロセスのために建設的な役割を果たすよう促す」と述べました。（提供/CRI）