中国・広西チワン族自治区南寧市で4歳男児が金属製の戦闘機の模型を飲み込んでしまう事故があった。中国メディアの観察者網などが伝えた。

6月28日午前7時半ごろ、男児が中国の戦闘機J-20の模型を口元に持っていって遊んでいたところ、くしゃみをした拍子に誤って飲み込んでしまった。模型の大きさは3センチほどだったという。

気付いた保護者がすぐに男児を連れて病院へ。担当した小児外科の李（リー）医師は模型が内臓を傷つける可能性に注意を払いつつ、自然に体外に排出できると考え、流動食やオイルの経口投与を行い、経過を観察した。

定期的に撮影したレントゲン画像では模型の様子が確認できたといい、同記事はその過程について「J-20は体内でゆっくりと“旋回”しながら“降下”していき、同月30日にはついに肛門を通って“着陸”に成功した」と表現した。

李氏は異物の飲み込みは特に未就学児にしばしば発生しているとし、場合によっては消化器官に大きなダメージを与え、命にかかわることもあると指摘。保護者に対し、十分に注意を払うよう呼び掛けた。（翻訳・編集/北田）