レアアースはどれほど重要?中国の主導的地位はなぜ揺るがない?―独メディア

Record China    2023年7月8日(土) 9時0分

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6日、ドイチェ・ヴェレは、レアアースの重要性と中国が主導的な地位を確保している状況について紹介する記事を掲載した。写真は内モンゴル自治区のレアアース博物館。

2023年7月6日、独国際放送局ドイチェ・ヴェレの中国語版サイトは、中国がガリウムとゲルマニウムの輸出に規制をかけたことに関連して、レアアースの重要性と中国が主導的な地位を確保している状況について紹介する記事を掲載した。

記事は中国が3日に国の安全保障を理由としてガリウムとゲルマニウムの輸出を規制すると発表したと紹介。この決定について、米国とその同盟国による技術包囲網に対抗するものとの見方が広まるとともに、中国がレアアースをはじめとする他の原材料の輸出も制限するのではないかという懸念も出ていると伝えた。

そして、レアアースについて17種類の元素からなる重要な金属で、その独特な磁気特性、触媒特性、光学特性により、電子機器、軍事設備、風力タービン、電気自動車など、さまざまなハイテク製品に不可欠な材料であると説明。米国地質調査所(USGS)によると、2022年のレアアースの世界生産量の70%以上を中国が占め、米国、オーストラリア、ミャンマー、タイがこれに続いていると伝えた。

また、レアアースはその化学的性質から分離・精製、加工が困難な上、その過程で有毒廃棄物が発生するため環境汚染が懸念されると指摘。中国はこの数十年、環境基準の緩さを利用してレアアース産業を発展させ、業界における支配的地位を確立したと紹介する一方、ここ数年は汚染を減らし資源を保護するためと称してレアアースの世界的な輸出を制限しているとし、中国の22年のレアアース輸出量が前年比0.4%減の4万8000トンで、今年1~5月の輸出量も前年同期比4.4%減の約2万トンにとどまっているとした。

その上で、レアアース分野の過剰な対中依存に対するリスクを意識するようになったオーストラリア、カナダ、EU、米国などの西側諸国・地域が、レアアースを含む主要な鉱物の生産を促進するための支援を強化していると紹介。また、米電気自動車大手のテスラは、レアアース供給が以前より難しくなる中で、環境リスクと供給リスクを軽減するために、将来的にレアアースの使用を減らす計画を立てていると伝えた。(翻訳・編集/川尻

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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