中国外交部の汪文斌報道官は5日の定例記者会見で、上海協力機構（SCO）メンバー国首脳理事会第23回会議における重要な成果を紹介しました。

汪報道官は「SCOメンバー国首脳理事会第23回会議が4日、オンライン方式で開催された。習近平国家主席は北京で会議に参加し、重要演説を行った。習主席は各国指導者とSCOの今後の発展及び国際社会や地域についての重大な問題をめぐって深い意見交換を行い、一連の共通認識に達した。各方面はサミット宣言の中で、多国間主義を堅持し、国際社会の公平と正義を守り、新たなタイプの国際関係と人類運命共同体の構築を推進するという共通の立場を改めて表明した。各方面はテロリズムや分裂主義、過激主義に断固として取り締まり、情報安全の維持、薬物犯罪の取り締まり、宇宙空間の兵器化の防止、核不拡散システムの強化、国際的な軍縮や軍備拡散防止プロセスの推進などの具体的な分野で協力を展開することを表明した」と指摘しました。

また、サミットはSCOの2030年までの経済発展戦略を承認し、次の段階の経済貿易投資、科学技術のイノベーション、エネルギー、農業などの分野での協力の深化に向けた具体的な計画を打ち出しました。参加した指導者は科学技術、教育、文化、保健、スポーツ、観光などの分野での協力について一連の重要な提案を行いました。（提供/CRI）