シンガポール人観光客が見た兼六園、「もし中国・蘇州の拙政園に行ったことがあれば…」

Record China    2023年7月6日(木) 13時10分

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石川県金沢市を訪れたシンガポールからの観光客が、観光名所・兼六園に対する感想などをつづっている。

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石川県金沢市を訪れたシンガポールからの観光客が、観光名所・兼六園に対する感想などをつづっている。以下はその概要。

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約3時間の新幹線は1時間に1本あった。今回買ったのは自由席だ。東京から数えきれないほどのトンネルを抜け、長野を通って北陸地方に到着した。

私は金沢のような中規模な都市が好きだ。観光スポットが集中していて店も集まっている。駅を出るとすぐに行き先や行き方の案内が見えた。私はバスの1日券を購入することにした。

宿泊先は兼六園の次のバス停で、私を待っていてくれたオーナーは3階建ての建物を簡単に紹介してから去っていった。急で段差も高い階段に私は毎回、「転ぶんじゃないか」と冷や冷やした。部屋は広くて快適、そして清潔だった。

近くの小さな通りまで歩くと、日本式の焼き肉店がちょうど目に止まった。その晩、店の1人目の客となった私は料理を注文しながらお酒を飲んだ。店主らとは言葉が通じない。メニューのお勧め料理をほとんど食べ尽くすと、店主はそんな私に「お酒強いですね」という意味の翻訳文を見せた。

宿の近くにコンビニエンスストアはなかった。朝食を食べるにも不便で、近江町市場に行ってブランチをするしかなかった。市場は大きくないが、海鮮、野菜、肉類が集まっている。海鮮卸売市場ではないため、せりのような場面は見られなかった。

市場では、その場で調理したカニやカキなどを食べることができる。飲食店もたくさんあり、海鮮丼を提供する店が多かった。私は人気の店を適当に探して中に入り、席を見つけて料理を注文した。パーフェクトなブランチだった。


金沢城公園ではこの旅2回目の虹を見た。私は運に恵まれている。ライトアップが始まるまでの時間は、兼六園に行った。

日本庭園の兼六園は金沢城公園の隣にあり、当時の城主が楽しんでいた場所だと理解できる。室内に座って外を眺めるのも素晴らしい。ただ、中国・蘇州の拙政園に行ったことがあれば、何か足りないと感じるだろう。兼六園は静かで人も少なかった。途中で大雨が降り始めたため、お茶を飲める場所を探して雨宿りをした。入ったのは「時雨亭」。とてもユニークな名前だ。



ライトアップが始まると、普段は白い壁も灰色の瓦も白い明かりに照らされてより一層輝いて見えた。ちょうどその日はまん丸な月が空高く昇り、私は自分の運の良さに感嘆してしまった。雨の1日だったが、この時は晴れて雲も散った。丸い月と白壁、灰色の瓦。その美しさは人の回想を呼ぶものだ。(翻訳・編集/野谷

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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