中国物流購買連合会は3日、6月の中国在庫指数を発表しました。指数は5カ月連続して50％以上の拡大基調にあるとともに新規受注指数と平均棚卸資産回転率指数がある程度回復して、在庫需要が安定しながら増加しているとともに、業務活動がさらに活発化し、在庫の回転加速をけん引していることを示しています。

6月の中国の在庫指数は前月より0．6ポイント低下して50．7となり、5カ月連続で50％以上の拡大基調にあります。これは倉庫業が依然として順調な経営状況を維持していることを示しています。

需要からみると、6月の新規受注指数は前月より0．8ポイント上昇して51．7となり、比較的顕著な伸びを示しており、倉庫業の需要が伸びを加速させています。品目別にみると、消費財の新規受注の伸びが大口商品を上回り、特に衣料品、繊維製品、綿・麻などの新規受注指数の上昇率が顕著でした。

6月の平均棚卸資産回転率指数は54．1で、前月より1．7ポイント上昇と増加幅がやや拡大し、商品の回転効率が明らかに向上したことを示しています。　

6月の事業活動期待指数は53．7で、企業は今後の市場の動きについて引き続き楽観的な見通しを持っていることを示しています。（提供/CRI）