端午節の必需品、台湾の南北で異なるチマキ

フライメディア    2023年7月3日(月) 13時30分

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マスク着用義務をはじめ、コロナ規制が大幅緩和されてから初めて迎えた台湾の端午節。連休中は各地の観光地がにぎわった。

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マスク着用義務をはじめ、コロナ規制が大幅緩和されてから初めて迎えた台湾の端午節。連休中は各地の観光地がにぎわった。南投県の清境農場には、飼育されている羊430匹に対し、観光客約5800人が押し寄せ、「人が羊の13倍もいる」とネットニュースで話題になった。台湾鉄道では過去最高の乗車数200万席を記録し、昨年の端午節と比べると増加率が47.8%にも上り、コロナ後の回復を感じさせた。台湾の玄関口である桃園国際空港では出入国に10万人が長蛇の列を作り、帰省や海外旅行を目的とする台湾人でにぎわった。

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端午節にはちまきが欠かせない。シーズンが近づくとコンビニやデパート、レストランなどで予約注文が始まり、端午節の雰囲気が高まる。ちまきを販売しない店でも、ちまきにちなんだメニューや商品が開発され、毎年話題になっている。大手ピザチェーンの「ちまき風ピザ」やスニーカーブランドの「ちまき風スニーカー」など、日本人の発想ではなかなか思いつかない商品もある。

家庭で手作りする人も多く、親戚や友達に配るのが毎年の恒例行事となっている。

日本の雑煮のように、ちまきも各家庭で具材や味に違いがあり、台湾では主に北部と南部で特徴が大きく分かれている。

もち米の食感がしっかりしている北部のちまき

台北をはじめとする北部のちまきはもち米の食感がはっきりしており、エビやエシャロット、ピーナッツ、干し大根、椎茸、豚バラ肉などが入っている。もち米と具材を炒め、竹の葉などで包んで蒸すのが定番で、先に炒めることでもち米に具材の味がしっかりと染み込んでいるのが特徴だ。

ねっとりした食感の南部のちまき

南部のちまきは生のもち米を水に漬けた後、具材と共に葉で包んでゆでるのが特徴。具材はバラ肉、しいたけ、ピーナッツ、卵黄、栗、ホタテなど。大ぶりでボリュームがあるのが特徴で、ピーナッツの粉やソースをつけて食べる人もいる。

これらのちまきは端午節以外でも食べることができるが、街中でちまきが売られる端午節に食べるのがお薦めだ。

それぞれの家庭で味や具材が異なる

また、家庭で作られたちまきを食べてみることもお薦めだ。ぜひ台湾人の友達を作って、機会があれば調理の様子を見せてもらおう。日本とはまた違った体験ができると思う。(提供/フライメディア)

※本記事はニュース提供社の記事であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。すべてのコンテンツの著作権は、ニュース提供社に帰属します。

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