前の座席のリクライニングに立腹、1分間に7回も蹴る=「自分も倒してるのに…」―中国

Record China    2023年6月27日(火) 21時0分

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中国の高速鉄道車内で男性客が前の座席を1分間に7回も蹴りつけたことが物議を醸している。資料写真。

中国の高速鉄道車内で男性客が前の座席を1分間に7回も蹴りつけたことが物議を醸している。中国メディアの封面新聞が27日付で伝えた。

あるネットユーザーがこのほど、高速鉄道の車内で撮影した動画をネット上にアップした。動画には、白髪の高齢男性が右前方の座席の背もたれを思い切り蹴りつけ、蹴られた座席の男性が振り返って「頭がおかしいのか」「自分だって背もたれを倒しているじゃないか?どうして(背もたれを)立てないんだよ」などと文句を言う様子が映っている。

報道によると、高齢男性は前方の座席の背もたれを倒されるのが不快だったようで、1分間に実に7回も蹴りつけていた。最終的に、乗務員や同乗者の女性が高齢男性を注意したことで収まったという。

中国のネットユーザーからは「自分は思いっきり倒しておきながら他人が倒すのは許せないと?」「これだから高齢者は」「国民のモラル教育が…」「騒動挑発罪を適用してしょっ引けよ」「(乗務員の対応は)典型的なお茶濁しだ」「(やり返さなかった)前の席の兄ちゃんは品があるな」「もし自分が蹴られていたら蹴り返さずにはいられなかっただろう」「こういう客はブラックリストに入れて乗車禁止にしてほしい」といったコメントが寄せられている。

中国の鉄道旅客サービスサイト「12306」はこの騒動に言及し、「列車は公共の場所であり、高齢男性の背もたれを蹴る行為は絶対に間違っている」と指摘。一方で、「通常、背もたれをまっすぐにしたままでは乗り心地は悪いが、こうした状況に(どの程度倒して良いかなどの)決まりはなく、よく(乗客同士)コミュニケーションを取るしかない」とし、必要であれば乗務員に協力を仰ぐよう呼び掛けた。(翻訳・編集/北田

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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