ハンガリーのシーヤールトー外相はこのほど、中央広播電視総台（チャイナ・メディア・グループ/CMG）の独占インタビューに応じ、「中国は世界に互恵ウィンウィンの大きなチャンスをもたらしている。一部の国がなぜ中国をライバル視しているか分からない。ハンガリーは欧州内部の同調圧力を排除し、中国との互恵ウィンウィンを堅持している」と述べました。

シーヤールトー外相は「中国は何年にもわたりハンガリーにとって最大の直接投資元となっている。中国の多くの大規模企業がハンガリーへの投資を決めている」とし、「ハンガリーは中国をリスクや脅威と見なしたことはなく、『デカップリング（切り離し）』や『デリスキング（リスク低減）』といった論調は理解できない」と強調しました。

シーヤールトー外相は、どちらか一方の側につくというやり方に反対し、内政・外交いずれも国益を優先すべきだとの見解を示した上で、「西側が絶えずウクライナ危機に拍車を掛ける中で、和平の実現を目指して交渉を促す中国の取り組みは貴重だ。ノルドストリーム爆破から9カ月たったが、いまだに公正かつ全面的な国際調査が行われていないことはまさにスキャンダルと言える」と主張しました。

台湾問題については、「ハンガリーは一つの中国の原則を堅持している。中国を含む世界のすべての国が領土の完全性と主権を守るための努力を一貫して支持している」との姿勢を示すとともに、一部の声明や行動は中国および周辺地域で深刻な結果を引き起こす可能性があるとし、懸念を表明しました。（提供/CRI）