香港やタイで中国人客の「女子高生コスプレ」ブームが問題に―香港メディア

Record China    2023年6月26日(月) 23時0分

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香港やタイで、中国人観光客の「女子高生コスプレ」ブームが問題になっている。気に入ったデザインの女子高校生の制服を着用して、撮影してネット投稿することが目的だが、香港でもタイでも禁止されている行為だ

香港やタイで、中国人観光客の「女子高生コスプレ」ブームが問題になっている。気に入はたデザインの女子高校生の制服を着用して、撮影してネット投稿することが目的だ。香港でもタイでも禁止されている行為だが、中国大陸部向けの通販サイトでは該当する商品が大量に販売されている。香港メディアの香港01などが報じた。

香港教育局が定めた学校運営のための手引きでは、「制服は学校を代表するものであり、(個別の学校の)生徒以外が同校の制服を着用して、身分を誤解させてはならない」と明記されている。香港で学校の制服を扱う業者は、保護者や生徒本人が学生証やその他の在校生であることを証明する資料を提示しなければ、制服を販売しないルールを定めており、オンラインでの販売でも同様の手順を踏んでいるという。

しかし中国大陸部向けの通販サイトでは、「香港スタイルの制服」が大量に販売されているという。中国大陸部では、香港旅行で制服着用の姿を撮影してネットに投稿することが「ブームになっている」と紹介されている。


香港では新学年が9月に始まる。夏休み以前に入学試験の結果は確定しているので、現在は制服を買い求める人が多くなる時節だ。香港01が制服を購入するために店舗を訪れた親子連れを取材したところ、大陸部住民の間で「香港スタイル」の制服着用がブームになっていることは知らず、「つまらないことをするものですね」と言っていた。店舗で一般的なデザインのシャツなどは購入できるだろうが、特定の学校の生徒であることを示す襟章やネクタイなどは、学校で直接購入せねばならないので、部外者が購入することはできないとの説明だったという。

タイのバンコクでも、中国大陸人観光客が高校の制服を着用して撮影することが目立っている。制服を販売する業者が、フェイスブックに写真を投稿して、中国人客への「感謝」を表明した事例もある。タイの場合には、2010年に公開された学園ものの恋愛映画「A Crazy Little Thing Called Love(常軌を逸した小さな出来事、それは恋)」が中国大陸部でも大ヒットしたために、同作品に登場するような制服を着たいと考える人が多く出現している状態という。

しかしタイでは、「制服を着て偽学生になる行為」には、1000バーツ(約4000円)の罰金が科されることが明文化されており、地元当局は中国人観光客による「制服コスプレブーム」を注視している。(翻訳・編集/如月隼人

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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