2023年6月20日、韓国・ノーカットニュースは「今年の世界競争力ランキングで、韓国は28位と評価された」と伝えた。

スイスのビジネススクール・国際経営開発研究所（IMD）が毎年発表しているもので、調査対象は世界64カ国・地域。韓国は昨年の27位から1ランク順位を下げた。21年（23位）から2年連続のランクダウンとなった。

ただ、1人当たり国民所得3万ドル以上・人口5000万人以上の7カ国（日米独仏英伊韓）の中では米国とドイツに続く3位で、昨年の4位から1ランク上がった。人口2000万人以上の27カ国の中では昨年と同じ9位だったという。

また、評価の大項目は「経済成果」「政府効率性」「ビジネス効率性」「インフラ」の4項目だが、韓国は「経済成果」で昨年の22位から14位に8ランクアップし、過去最高の評価を記録した。「ビジネス効率性」と「インフラ」は33位と16位で昨年と変わらず、「政府効率性」は昨年の36位から今年は38位に下がった。

今年のランキング1位は昨年に続きデンマークだった。2位は昨年11位から跳躍したアイルランド。スイス、シンガポール、オランダ、台湾、香港、スウェーデン、米国、UAEがトップ10となっている。中国は昨年の17位から今年は21位、日本は昨年の34位から35位に下がった。

この記事に、韓国のネットユーザーからは「この先ずっとダウンすることは十分に予想される」「今後がヤバい」「韓国の順位がマレーシアや東南アジアより低いなんて」「マレーシアより下なのは衝撃的だが、英国より上なのは妙だな」「中国の方が韓国より上だと？」などの声が寄せられている。

また、「国の隆盛には長い時間がかかるが、崩壊は一瞬だ。たった1人のせいで国が滅びる」「下落はこの先4年間は続くだろう。不安だな。次の政権には上昇までは期待しないけど、下落を食い止めてもらいたい」「日本は経済危機から脱しつつあるが、尹錫悦（ユン・ソンニョル大統領）保有国は下落が続く…」など、政権批判のコメントも多く見られた。（翻訳・編集/麻江）