「インドの労働力は中国よりはるかに少ないので心配ない」と中国専門家、「でも仕事が見つからない」と中国ネット民

Record China    2023年6月20日(火) 0時0分

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18日、毎日経済新聞は、インドの人口が中国を抜くことについて、中国の専門家が「インドの労働力はわれわれよりはるかに少なく、憂慮する必要はない」と述べたことを報じた。

2023年6月18日、毎日経済新聞は、インドの人口が中国を抜くことについて、中国の専門家が「インドの労働力はわれわれよりはるかに少なく、憂慮する必要はない」と述べたことを報じた。

記事は、中国で16日に開かれた中国人口・発展研究センターによるシンポジウムに出席した中国人口学会の翟振武(ディー・ジェンウー)会長が「皆さん、インドの人口が中国を超えたことに非常に注目するとともに、憂慮を抱いているようだが、私は人口の経済、社会への影響を考える上で、単に総人口という数字を見るだけでは不十分だと認識している」と語ったことを紹介した。

そして翟会長が「インドの人口は実際のところ、経済、社会の発展に対する影響はそれほど大きくない。そして、経済に影響するその他の要素においてわれわれはインドよりも大きな優位性を確保している」との見方を示したことを伝えている。

翟氏によると、21年における中国の生産年齢人口は9億8600万人、インドは9億5000万人でその差が3600万人程度であるのに対し、実際の労働力を見ると中国は7億4800万人になのに対し、インドは4億8800万人にとどまっており、その差は2億6000万人にまで開くという。翟氏は、インドの労働参加率が低いことを指摘した上で「人口問題は表面的な数字に惑わされることなく、分析を行わなければならない」と述べている。

この件について、中国のネットユーザーは「でも、労働人口が多いのに仕事が見つからないのはどうしたらいいのだ?」「われわれは心配しているのはインドに人口で抜かれることではなく中国の高齢化が経済に与える影響で、自分が老いた時に年金がもらえるのかという問題だ」「中国の出生数がインドと比べ物にならないほど低いというのが事実だ」「今の御時世、専門家の話を信じる人なんているもんか」といった感想を残している。(翻訳・編集/川尻

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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