2023年6月16日、韓国・国民日報は「他店で購入した飲食物を持ち込んで9時間以上カフェに居座り勉強を続けた“カフェ勉族”に批判の声が殺到している」と伝えた。

【その他の写真】

記事によると、自営業者が集まるネット上のコミュニティに15日、学生街で24時間営業のカフェを営む店主から投稿があった。店主によると、14日の午前11時頃、2人の女子学生が来店した。今は大学の試験期間のため勉強目的でカフェを利用する客が多く、最大利用時間を8時間と定めているが、この2人は翌日午前8時30分を過ぎても利用を続けていた。さらに交代で椅子の上に横になって寝ていたという。店主が寝ないようにと声をかけ、利用時間が過ぎていることも指摘すると、「出よう」と声をかけ合い大声で笑っていたという。

2人が去ったあとの席には、外部から持ち込んだ飲食物がそのまま残されており、防犯カメラを確認したところ、2人は深夜に約40分間、店を出ていた。戻ってきた時には他のカフェで購入した飲み物を手にしており、中身を移し替える様子が確認できたという。やはり他店で購入したとみられる菓子のごみなども残されていた。店主は「カフェを利用する学生の多くは真面目で礼儀も正しいが、とんでもない学生もおり、腹立たしく悔しい思いで投稿している」と怒りをあらわにしている。

同コミュニティには7日にも別のカフェの店主が「この商売を始めて6年になるが、プリンターまで担いで来て事務業務をカフェでやる客を見た」との文章と共に、パソコンとプリンター、各種書類などを広げたテーブルの写真を投稿している。この客は飲み物2杯でテーブル3つを2時間にわたり占領し、大きな声で電話をするなどしていたという。

この記事に、韓国のネットユーザーからは「自営業者を苦しめる迷惑客」「さもしいな」「こういう客は顔を覚えておいて出禁にするべきだ」「あきれるし笑える」「自分の家だと思ってるのか」「他人に迷惑をかけて悪びれる様子もない。本当に深刻だと思う」「ノリノリの音楽をかけて勉強の邪魔をしてやれ」「こういう学生がいずれ社会に出て常識人ぶるのかと思うと吐き気がする」「カフェも時間制限をするべきだ。超過料金を設定して、払わずに居座るようなら営業妨害で告発すればいい」「フリーWi-Fiとコンセントを使えなくしたら迷惑客は減るだろう」などの厳しい意見が殺到している。（翻訳・編集/麻江）