2023年6月16日、韓国・SBSによると、韓国の人気講師が「少子化の原因はSNSの“映え文化”と関連がある」と発言し、共感を呼んでいる。

年収100億ウォン（約11億円）以上と明かしている人気数学講師のチョン・スンジェ氏が、先ごろ公開された講義動画の中で「SNSによく登場するホテル、高級飲食店、ゴルフ、高級車などは、自分たちの時代にはなかった」「当時はみんな貧しかったが、たくさん子供を産んだ。今はみんな豊かなのに、なぜ産まないのか？」などと発言し、「それはインスタグラムのせいだ」「SNSを見ていると、自分だけが貧しく、子供を育てるのは無理だと思ってしまうのが問題だ」と主張した。

また、「1カ月に100万ウォンの貯金は本当に大きな額だが、インスタグラムでは1泊100万ウォンのホテルに泊まり“おまかせ”を食べて、2人で1日に200万ウォンを消費する」とも指摘。「インスタグラムを信じるのはよそう」「SNSの中の幸せそうに見える人と自分を比べて劣等感を抱くことはない」とメッセージを伝えている。

この記事に、韓国のネットユーザーからは「確かな指摘だ」「こんな消費をしてるから結婚できないし子供も産めない。そのとおりじゃない？」「見栄の民族だからな」「確かにそのとおりだ。60～70年代は貧しくてもたくさん子供を産んで、献身的に育てていた」など、賛同意見が寄せられている。

一方で、「100億ウォン以上稼いでたら子供の私教育費も住宅価格の心配もないよね。ただインスタが気に入らないから少子化の原因だと言ってるんでしょ」「くだらない話を無理やり聞かせないで、授業に集中してもらいたい」「結婚も子供も望めそうにないから、他のことで楽しんでるんだよ。子供を産んで育てられる環境を整えることが最優先課題だろうに」「外国はインスタグラムをやってないのか？」などの反論も多く見られた。（翻訳・編集/麻江）